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3AM

今こそ語ろう!永遠の福音!(第一天使の使命)



こんにちは、今日はヨハネの黙示録14章に書かれている三天使の使命の中から、第一天使の使命(ヨハネの黙示録14章6、7節)のことを学んでみましょう。


ヨハネの黙示録14章6節を一緒に開いてみてください。


神様のメッセンジャー


わたしは、もうひとりの御使が中空を飛ぶのを見た。彼は地に住む者、すなわち、あらゆる国民、部族、国語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音をたずさえてきて、大声で言った。

わたし”はヨハネの黙示録の著者のヨハネです。“御使”は英語ではAngelと訳されています。言語では”aggelos”、“神様からのメッセージを持っているもの、神に使わされたもの”という意味を持っています。つまり、『神様からのメッセンジャー』がこの三天使の使命を持っているということです。


では、その『神様からのメッセンジャー』は天使でしょうか、それとも人間なのでしょうか?いったい誰なのでしょうか?マタイによる福音書11章10節には、イエス様がバプテスマのヨハネの事について語られている時に、彼のことを“使者”と呼ばれています。この“使者”には実は同じ言葉の“aggelos”が使われています。当然バプテスマのヨハネは、天使ではなく人間ですから、『神様からのメッセンジャー』は必ずしも天使のみを指すわけではないことがわかります。セブンスデーアドベンチスト教会では、この三天使の使命を『現代の真理』と理解して、全世界にこの使命を宣べ伝えるべく活動しています。


永遠の福音をすべての人へ


さらに読み進めてみましょう。『神様のメッセンジャー』がメッセージを伝える相手、つまり“地に住む者、すなわち、あらゆる国民、部族、国語、民族”とはいったい誰のことでしょうか?ここは、そのまま理解して大丈夫でしょう。全ての人に、このメッセージは宣べ伝えられる必要があります。


では、この『神様のメッセンジャー』が持っている“永遠の福音”とは、何のことなのでしょうか?”永遠の福音“、つまり三天使の使命の話に入る前に、福音とはどういうものなのか、一緒に聖書から答えを見つけてみましょう。ローマの信徒への手紙1章16、17節、またコリントへの信徒への手紙一15章2節には、次のように書いてあります。


わたしは福音を恥としない。それは、ユダヤ人をはじめ、ギリシヤ人にも、すべて信じる者に、救を得させる神の力である。神の義は、その福音の中に啓示され、信仰に始まり信仰に至らせる。これは、「信仰による義人は生きる」と書いてあるとおりである。  ローマの信徒への手紙1章16、17節
もしあなたがたが、いたずらに信じないで、わたしの宣べ伝えたとおりの言葉を固く守っておれば、この福音によって救われるのである。 コリントへの信徒への手紙一15章2節

福音“は、”信じる者すべてに救いをもたらす神の力”であり、”福音には、神の義が啓示されています“。『神様のメッセンジャー』が持っているこの”永遠の福音“はだからでこそ、”あらゆる国民、部族、国語、民族”に宣べ伝えられる必要があります。


第一天使の使命


では、いよいよ今日の本題、第一天使の使命を読んでみましょう。ヨハネの黙示録14章7節です。


「神をおそれ、神に栄光を帰せよ。神のさばきの時がきたからである。天と地と海と水の源とを造られたかたを、伏し拝め。


神をおそれるってこわいこと?


神をおそれ”るとはどういうことでしょうか?恐ろしいことなのでしょうか?私たちは神様が怖いからおそれるのでしょうか?聖書にはこう書いてあります。箴言8章13節を開いてみましょう。


主を恐れるとは悪を憎むことである。 わたしは高ぶりと、おごりと、悪しき道と、 偽りの言葉とを憎む。

神をおそれ”るということは、”悪を憎む”という事です。私たちは神様が恐ろしいからおそれるのではなく、”悪を憎む”つまり罪を憎むことによって”神をおそれ”るのです。

栄光を帰せるってなに?



では、“神に栄光を帰せ”るとはどういうことでしょうか?言葉だけを見ると難しいですね。聖書がなんと言っているか、読んでみましょう。ヨハネの黙示録16章9節の後半とローマの信徒への手紙2章4節です。


人々は、激しい炎熱で焼かれたが、これらの災害を支配する神の御名を汚し、悔い改めて神に栄光を帰することをしなかった。ヨハネの黙示録16章9節
それとも、神の慈愛があなたを悔改めに導くことも知らないで、その慈愛と忍耐と寛容との富を軽んじるのか。 ローマの信徒への手紙2章4節

強い表現の言葉がいくつか出てきますが、今回は”神の栄光”に目をとめてみましょう(聖書で難しい表現が出てきた場合は、祈ってから聖句を聖句で読んでみることをおすすめします)。”悔い改めて神の栄光をたたえることをしなかった。”つまり、”悔い改め”ることが”神に栄光を帰せ”ることになると言うことです。さらに、”悔い改め”るという言葉を原語でみてみましょう。”悔い改め”は、ギリシャ語で”metanoeo”、英語では”repent”です。本来の意味は”方向を変える”です。つまり”悔い改め”るという言葉の意味は、罪を見つめている自分の生き方の”方向を変え”てイエス様を見る、ということです。そして、さらに嬉しいことに、”神の憐れみがあなたを悔い改めに導”かれるのです(ローマの信徒への手紙2章4節)。神様に強制されて悔い改めさせられるのではなく、神様の愛が罪を見つめているわたしたちを、イエス様の方向に導かれます。


さばきの時っていつ?

 

神のさばきの時がきたからである。”とはどういうことでしょうか?”さばきの時”はいつなのでしょうか?まずは、”さばきの時”というものがどういうものなのかということを、聖書から読んでみましょう。これについては、今日は短めに触れることにします。ダニエル書7章9、10節を開いてみてください。


わたしが見ていると、 もろもろのみ座が設けられて、 日の老いたる者が座しておられた。 その衣は雪のように白く、 頭の毛は混じりもののない羊の毛のようであった。 そのみ座は火の炎であり、 その車輪は燃える火であった。 彼の前から、ひと筋の火の流れが出てきた。 彼に仕える者は千々、 彼の前にはべる者は万々、 審判を行う者はその席に着き、 かずかずの書き物が開かれた

ここでは、”さばきの時”のことが書かれています。そして、このダニエル書7章の預言は、この世の流れ(昔からさばきの時まで)が描写されています。ダニエル書については、いつか深く触れたいと思います。それでは、”さばきの時”とはいつなのでしょうか?ここも、今日は短めに触れたいと思います。”ダニエル書8章14節”を開いてみてください。


彼は言った、「二千三百の夕と朝の間である。そして聖所は清められてその正しい状態に復する」。

ひとことで言い表すのには非常に難しいのですが、聖書の預言は私たちの知るべきことに対して、いつ、なにが、どのように起こるかということを明確に記しています。申命記29章29節には、このように書かれています。”隠れた事はわれわれの神、主に属するものである。しかし表わされたことは長くわれわれとわれわれの子孫に属し、われわれにこの律法のすべての言葉を行わせるのである。” 啓示されたこと、つまりこの”ダニエル書8章14節”に書かれていることは、ある決められた時に始められました。それが、1844年10月22日です。この日から、”さばきの時”は始まったのです。言葉足らずになってしまいますが、なぜ”聖所はあるべき状態に戻る”ということが、”さばきの時”の事なのかは、いつか別の記事で書きたいと思います。


安息日はいつなんだろう?


天と地と海と水の源とを造られたかたを、伏し拝め。

第一天使の使命の最後には、創造主を礼拝せよと書かれています。しかし、いつ礼拝したらいいのでしょうか?聖書はなんと教えているでしょう?聖書を開いてみましょう。創世記2章1ー3節です。


こうして天と地と、その万象とが完成した。神は第七日にその作業を終えられた。すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた。神はその第七日を祝福して、これを聖別された。神がこの日に、そのすべての創造のわざを終って休まれたからである。

創世記1章2章には、地球の始まり、天地創造が書かれています。そして、第○○日の日は、原語で”Yom”、意味は”24時間”です。そう、この地球は本当に7日x24時間で創造されたのです!神様は、第七の日を”祝福し、聖別された”と書いてあります。それでは、神様は人間に対してはなんと言われたでしょうか?出エジプト記20章8ー11節を開いてみましょう。


安息日を覚えて、これを聖とせよ。六日のあいだ働いてあなたのすべてのわざをせよ。 七日目はあなたの神、主の安息であるから、なんのわざをもしてはならない。あなたもあなたのむすこ、娘、しもべ、はしため、家畜、またあなたの門のうちにいる他国の人もそうである。主は六日のうちに、天と地と海と、その中のすべてのものを造って、七日目に休まれたからである。それで主は安息日を祝福して聖とされた。

出エジプト記20章には”十戒”がわたしたち人間に与えられています。大昔に与えられた十戒、わたしたちは守るべきなのでしょうか?イエス様はなんと言っているでしょか?マタイによる福音書5章17、18節にはこう書いてあります。


わたしが律法や預言者を廃するためにきた、と思ってはならない。廃するためではなく、成就するためにきたのである。 よく言っておく。天地が滅び行くまでは、律法の一点、一画もすたることはなく、ことごとく全うされるのである。

イエス様は神様の定めた決まり(十戒)の不変性を語られました。そして、それは『神様のメッセンジャー』の中心的なメッセージとなっています。なぜわたしたちが、土曜日に教会に行くように神様に定められたのか、少し説明できたかなと思います。


おわりに


三天使の使命は、今、すべての人に語られるべきメッセージです。なぜなら、今が神様の”さばきの時”であるからです。第一天使のメッセージは、”神をおそれ”ること、”神に栄光を帰せ”ること、そして、土曜日を安息日と定められた、”天と地と海と水の源とを造られたかた”を礼拝することです。


走り去るように、第一天使の使命のお話をしました。聖書の中には、まだまだこれだけでは語りつくせないほどの、三天使の使命に関する証拠と愛のメッセージが書かれています。ぜひ、聖書を手にとってみてください。祈りとともに、聖書を開いてみてください。神様は必ずわたしたちのこころの扉を開いてくださいます。

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